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クラウドファンディング Kickstarterとは何か?(5)

では、Kickstarterのしくみです。

※以下は、あくまで概要の解説を目的としているものですので、読者の方々が実際にKickstarterをご利用になる場合はご自身でウェブサイト等にてご確認下さい。

誰が参加できるのか?

クリエーター:
プロジェクトの開始には居住国の制限があります。現在のところアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、オランダ、スウェーデン、デンマーク、ノルウェイまたはアイルランドの居住者でなければいけません。いずれも18歳以上であって、これらの国の住所、銀行口座、IDが求められます。日本は含まれていませんが、日本からプロジェクトをはじめることが全くできないかというと、Kickstarterの公式回答は「現在地域を拡張中ですので、いましばらくお待ち下さい!」となるのですが(Creator Questionsより)、実際どうかというと、現に日本から果敢に挑戦しているプロジェクトも数多くあります。詳細はわかりませんが、おそらくメンバーにアメリカ人を加えているか、何らかの方法で代理人をたてているのでしょう。代行業者も存在しているようです。

支援者:
プロジェクトへの資金提供は世界中どこからでも行うことができます。

プロジェクトはどのようなものでないといけないか?

Kickstarterのウェブサイトではプロジェクトは次のようなものであることが求められています。(”Our Rules”より)

・何かを創作し、他の人々と分かち合えるものであること
美術、ガジェット、イベント、空間、アイデァ、経験どんなことでもよいが、創作すること、分かち合えることものであることは必須です。どこかのタイミングで、「できました。これです。さあ、楽しんでください。」と言えるものでないとダメ、ということです。

・嘘いつわりがないこと、明瞭にプレゼンされていること
Kickstarterの仕組は、クリエイターと支援者との間の信頼関係でなりたっています。当然のことながら嘘いつわりや誤解を招くような表現は禁止です。この点に関連して、ガジェットなどでは、技術的に実現見込みがないものが出品されることから生じるトラブルを避けるため試作品を呈示することが求められ、また写真と見まがうようなリアルな完成予想図を呈示することも厳禁です。

・慈善活動の募金、金融上のインセンティブ、その他の禁止事項を含むプロジェクトでないこと
Kickstarterは他人を金銭的に支援する仕組みですが、対象はクリエイティブな活動でなくてはならず、純粋なチャリティ活動は、いかに有意義なものであっても対象にはなりません。またリワードは、クリエイターとともに創作活動の成果をわかちあうものであって、経済的な儲けであってはありません。その他、違法なこと、厳重な規制の対象となっていること行為、支援者に危害を及ぼす恐れのあること、クリエイターが作ることができないリワードを含むプロジェクトは禁止とされているほか、以下のような禁止行為も列挙されています。
・病気の予防、治療をうたうもの
・コンテスト、クーポン、ギャンブルなど
・エナジーフード、エナジードリンク
・攻撃的な行為(ヘイトスピーチ、暴力を煽る行為など)
・遺伝子組換え作物をリワードとすること
・酒類をリワードとすること
・金融サービス、金融商品、旅行サービス、電話サービス、マーケティングサービス
・政治献金の募集
・ポルノ
・既存品の再販
・タバコ、ドラッグなど
・武器、武器の模造品など
概して常識的な判断し従えばよい内容だと思いますが、ビジネスで使用する場合、専門的なサービスはどんなに創意工夫に富んだものでもNGになりそうです。また、非営利組織が慈善活動に使ってはいけないのかというと、直接募金するのはNGですが、クリエイティブな活動が絡んでいればOKとなる余地はあります。例えばチャリティコンサートの費用を募るのはOKになりそうです。(つづく)

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